【レビュー】大一番で発揮されるチーム力の最大値。過去の積み重ねが会心の勝利に導く/明治安田生命J1リーグ第32節 浦和レッズ戦(2017.11.06)
なんとも誇らし気分だ。
対浦和、公式戦4連勝中とはいえ、殊勲のレアンドロが言うとおり「拮抗した状況のなかで、集中と注意力、あるいはディテールに対する配慮があるチームが制する」試合だった。しかし、一瞬たりとも気が抜けない状況下で相手をシュート3本に封じ込めるほぼ完璧なディフェンス。そして、焦れることなく80分の決定機をものにすると、残り10分も盤石の試合運びで試合を締める。
優勝に向かって1試合も落とせないなか、失点するリスクを極限まで減らしながらゴールを狙い続ける戦いを完遂できたことは、つい先日までゲームコントロールを課題としていたチームとは思えないほどの成長ぶりだ。
ルヴァン杯では川崎Fがタイトルへの気持ちをうまくピッチで表現できなかったのを目の当たりにしただけに、選手各人がやるべきことを整理して、持てる力を存分に発揮して勝利に貢献する姿は、誇らしさをもたらしてくれる。
これが鹿島、これぞ鹿島という勝利だった。
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