「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】試合の位置づけを物語る選手起用。必勝で臨む天皇杯3回戦/天皇杯3回戦 モンテディオ山形戦(2017.07.11)

 中2日の3連戦が終わり、中3日で今度は天皇杯3回戦を迎える。対戦相手はJ2の山形。試合が行われるのはまたもやアウェイだ。ただ、チームはこの山形戦を含めて“ひと山”と捉えている。大岩剛監督は、連戦に入る前から選手たちに訴えていた。

「みなさんは3連戦と言ってますけど、僕のなかではずっと4連戦と選手に伝えてました。そのなかで選手自身が準備すること、1試合、1試合ごとに準備することを伝えてきました」

 対戦相手の山形はリーグ戦3連敗中。しかも9日にレノファ山口とのアウェイゲーム(18時キックオフ)を戦い、中2日で今回の天皇杯を迎える。そのため、メンバーやテンションがどういう位置づけで来るのか読みづらいところだが、大岩監督に気を抜く様子は一切見られない。

「今回出る選手を見てもらえばわかるとおり、そんなに油断をする選手選考はしてないです。試合に出る選手自身も油断しないような選手だと思います」

 確かに、3回戦とは思えないメンバー構成である。選んだ選手を見れば、監督がこの試合をどう位置づけているのかよくわかった。

 

(残り 1084文字/全文: 1537文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ