「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】敢えてグランドでは練習せず。石井正忠監督が施した秘策とは?/明治安田生命J1リーグ2ndステージ第12節 浦和レッズ戦(2015.09.25)

 ペトロヴィッチ体制3年目の浦和レッズは完成されたチームだ。各ポジションに必要な選手の配置が終わり、システム的にも成熟している。それに比べると就任からわずか2ヶ月しか経っていない石井さん率いる新生鹿島は、まだまだ荒削りの部分が多いかもしれない。しかし、指揮官は自信に満ちた表情で正面からの真向勝負を選択するようだ。

 「サンフレッチェさんや浦和さんはチームとしてはできあがってる。そうした相手との試合は、自分たちの力を試す、いい場になると思う。そして、そこで勝ちたい」

 試合前日の囲み取材のなかで、石井監督は「勝つ」という言葉を何度も繰り返した。

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