【レビュー】「金じゃないんや」を示した劇的勝利でグループステージ突破に望みをつなぐ!/AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ 広州恒大戦(2015.04.07)
ゴールが決まった瞬間、思わず声にならない声が出ていた。両の拳は固く握られ身体の前でガッツポーズをしている自分に気が付く。隣で見ていた朝日新聞の中川記者が「誰だ?誰だ?」と叫んでいた。
カイオが倒されてFKを得たとき、「倒れずにプレーを続行してくれた方がチャンスになったのに…」と少なからず落胆する自分がいた。記者席の傍らに置いた時計を見ると47分40秒をまわっている。このFKが最後のプレーになる、と覚悟を決めた。
そこからどこに視点をおいていたのか記憶がない。ただ、覚えているのは誰かがヘディングしたボールがゴール方向へ飛んだことだけ。そして、ゴールのなかにおさまってくれ、と祈る自分。ネットを揺らした瞬間、「ウォォォ!」と声が出ていた。
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