「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【家族の風景】走るばかりだったコートジボワール戦を越えて/大迫勇也(2014.06.18)

 W杯第2戦、ギリシャ戦まであと2日となった。
 まったく良さを出せなかった日本代表。その要因となった、SBを高い位置に押し上げてCBとボランチでビルドアップしたコートジボワールのやり方を、ギリシャが見逃すはずはない。
 ハフィントンポストが公開しているコロンビア対ギリシャ戦のスタッツの”プレイヤーポジション”の項目を見ても、ギリシャは右SBトロシディスと右SHサルピンギディスが高い位置をとって攻撃を仕掛けていたことがよくわかる。そのサルピンギディスと交代して入って来たフェトファツィディスも速さを武器とするアタッカータイプの選手だった。今回のギリシャ戦でも香川真司と長友佑都がいる左サイドは、相手と対峙したときにどう守るかという課題を突きつけられる可能性が高い。

 とはいえ、相手のサイドが攻撃的な位置取りをしただけで、日本の守備が機能不全に陥ったわけではない。中央の選手たちが数的不利になったことが問題だった。
 ほとんどボールを追いかけるだけで終わった大迫勇也は、コートジボワール戦を以下のように振り返った。

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