「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】カウンターの精度を上げるのか、守備を可変できるようにするのか / Jリーグ第2節ベガルタ仙台戦(2014.3.9)

 開幕戦の甲府に引き続き、仙台も未完成のチームだった。就任1年目のグラハム・アーノルド監督がやりたいサッカーは、昔のドイツのようなシステム。ボランチの1枚がCBの間に下がり、両SBをウイングのような高い位置に押し上げてサイド攻撃を仕掛けるものだった。

 前半は、相手のボランチが1枚下がるため、鹿島のボランチは1枚余る状態になる。そのため比較的余裕を持って対応することができていた。特に相手SBが高い位置を取ってくれるため、そのスペースにダヴィや土居が走り込むことで、攻撃は難なく仕掛けることができていた。

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