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【無料公開】 #ファジアーノ岡山 MF 6 #輪笠祐士 「J1で活躍して、福島で応援してくれる方たちに恩返しをしたいし、そういう人たちにとって誇らしい選手になれるようにやっていきたい」【コラム・元福島戦士の今】

12月7日に岡山県岡山市のシティライトスタジアムにて行われたJ1昇格プレーオフファジアーノ岡山vsベガルタ仙台の一戦。この日、先発出場でピッチに立った元福島戦士がいた。

2018~2019年福島に在籍し、その後2020年から2022年途中までJ2ブラウブリッツ秋田でプレーし、2022年途中からファジアーノ岡山でプレーしているMF輪笠祐士だ。

今季はなかなかレギュラーが奪えず苦しんだ1年だったが、レギュラーで活躍してきたMF藤田息吹が欠場したため、チャンスが回ってきた。

仙台の取材もしているため、この試合は現地岡山で取材していたが、輪笠はしっかりと守備をコントロールし、フル出場。チームの勝利、J1昇格に大きく貢献した。

仙台の監督、選手の取材が一通り終わった後、岡山側のミックスゾーンに行くと、輪笠が岡山のメディアから取材を受けていた。そこで、昇格のお祝いがてら、輪笠に話を聞いた。

――福島からキャリアをスタートさせて、秋田、岡山とプレーして、すごくたくましくなって、成長した姿を、こういう晴れ舞台で見せられたと思いますが、いかがですか。

やっぱ自分のプレースタイルはどういうサッカーにも合わせられるというのを強みとしてやってきて、福島時代は本当にパスを徹底的に繋いで、 舵を取ると言うか、つなぎの中心として やってきて、秋田ではとにかく強度の高いサッカーをして、岡山ではその両方をうまく組み合わせたようなサッカーをしています。

そういった中で自分はそういういろんなサッカーに合わせられるというのを武器として やってきましたけど、各々のチームでより磨けた部分があって、今、それをすごく 出せてるなと思うので、ほんとにカテゴリーも徐々に上げていますけど、やっぱりJ1で勝負できる選手になるためにという思いで自分の中でやってきているので、それが結果につながったのは本当に嬉しく思います。

福島にスカウトしてもらった時も、「J1に行ける選手だと思って取った」という風に言って獲得してもらって、それをしっかり実現できたことっていうのは本当にまず嬉しいなと思います。

――チームはJ1昇格ということで、今後さらにどんな選手になっていきたいと思いますか。

J1のレベルというのは全てにおいてJ2よりももっと高いと思いますけど、そこに向けて、いざやってみないと、どこが足りないとかまだまだ分からないと思いますけど、まずは試合に出ないとそこで勝負できないと思っているので、そこでまず勝負できるように、キャンプからポジション争いを、厳しいと思うんですけど、やっていきたいなと思っています。

――福島のみなさんに何か一言ありますか。

本当に今でも山形の方での試合だったり、仙台での試合だったりに、すごく福島のサポーターも見に来てくださったりとか、SNSでもメッセージをもらったり、 岡山の事務所にもいろんな差し入れを送ってくれたり、福島の方々の温かさはまだまだすごく感じてますし、そういった人たちがまだ応援してくれてるっていうのを感じながら今、やっているので、 もっともっとJ1で活躍して、ますますそういう方たちに恩返しをしたいですし、そういう方たちにとって誇らしい選手になれるようにやっていきたいなと思ってます。


福島時代から真面目に、求められた役割を全うしようと努力してきた。そうした結果秋田、岡山とスタイルの違うサッカーでも結果を残してきた。今季はなかなか出場機会が無い時期もあった中、最終盤の大一番でしっかりと結果を出したのは今後の成長にとっても大きいことだろう。

ぜひ、J1の舞台で岡山の中心選手として大活躍してくれることを心より願っている。

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