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序盤の劣勢も数的不利もはね返す!元指揮官の前で選手の成長とチームの変化を見せて4連勝達成。J2プレーオフ圏、自動昇格圏は射程距離に【J3第14節今治戦レビュー】

(写真提供©Fukushima United FC)

2024明治安田J3リーグ第14節

FC今治1-2(前半1-0/後半0-2)福島ユナイテッドFC
得点者
(今治)
8分新井光
(福島)
56分塩浜遼
82分上畑佑平士

福島ユナイテッドFCは5月18日、明治安田J3リーグ第14節FC今治戦に臨んだ。

立ち上がりは今治が前節の3バックから4バックに変更してきたこともあり、相手の攻撃を捕まえ切れずコーナーキックを与え、その流れからフリーとなっていた元福島MF新井光にゴールを献上してしまう。その後もコンパクトな陣形を保つ今治をなかなか崩しきれなかったが、前半の終わり頃からシンプルにサイドを使い始めると、今治は選手間の距離が開き始め、そこへ福島の選手が進入しチャンスができる。ただ、前半は得点できず1点ビハインドで折り返した。

後半に入ると福島はさらにボール保持できるようになり、56分MF針谷岳晃のコーナーキックからFW塩浜遼がGKの前に入ってヘディングでゴールに押し込み同点に追いつく。ところが65分MF森晃太が今治DF市原亮太の背後からのタックルで倒されると、途中出場していたFW矢島輝一が市原に対し激高し、市原を倒してしまう。この行為で矢島はレッドカードを受けて退場となり、数的不利を強いられてしまう。

それでも攻撃的姿勢を失わなかった福島は82分FW城定幹大のパスが起点となり、MF上畑佑平士を経由して森が左サイドに展開。DF鈴直樹のクロスが塩浜に当たり、こぼれ球をゴールに押し込んだのは上畑。10人で逆転した福島はその後全員で相手の反撃をしのぎ試合終了。2-1で勝利し4連勝、今治は4連敗となった。

前半うまくいかなかったのは恐らくスカウティングと状況が違ったからだろう。3バックで来るか4バックで来るか読みづらかったのも災いした。しかし今の福島はこうした想定とは違う状況にも対応できる柔軟性があり、前半の終盤には主導権を奪い返すと、後半セットプレーで得点に成功。この後退場者を出すまたも想定外の事態となったが、福島はここまで積み上げた攻撃スタイルを崩さなかった。前半はコンパクトで中央を閉めることが徹底されていた今治の守備を広げることに成功していたこともあり、そうしたスペースを使いながら前進できたのが逆転ゴールにつながった。

元指揮官服部年宏監督も相当対策を練ってきたが、そこを上回ることができた。福島はまた一つたくましさを増すことができ、大きな勝利となった。

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1.序盤の劣勢から主導権を奪い返す
2.10人になった時の戦い方が明確だった

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