また乗り越えたアクシデント。#柴田徹 が全得点に絡み、アウェイ #東北クラシック 9年ぶり勝利!【第25節岩手戦レビュー】
(写真提供©Fukushima United FC)
2023明治安田生命J3リーグ第25節
いわてグルージャ盛岡1-3(前半0-0/後半1-3)福島ユナイテッドFC
得点者
(岩手)
89分甲斐健太郎
(福島)
62分柴田徹
66分上畑佑平士
85分澤上竜二
福島ユナイテッドFCは9月2日、明治安田生命J3リーグ第25節いわてグルージャ盛岡戦に臨んだ。
開始1分でDF鈴直樹が恐らくは亜脱臼または脱臼で負傷交代するアクシデントがあり、前節と似たような混乱が生じてしまい、決定的な場面をいくつもつくられてしまう。前半飲水タイム後はいくらか修正できたが、岩手ペースの中試合は進んでいた。
しかし一つのプレーが流れを変えた。62分DF柴田徹がFW塩浜遼とのパス交換でゴール前に進入。塩浜がタメをつくっている間に柴田はフリーとなり、そこに塩浜からパスが来る。柴田は迷わず脚を振り抜き、劣勢の中先制に成功する。さらに直後の66分柴田が右サイドを駆け上がり、グラウンダーのクロス。ゴール前でFW長野星輝がスルーして、後ろから飛び込んできたMF上畑佑平士のゴールで岩手を突き放した。そして85分には柴田からパスを受けたFW澤上竜二が豪快に左足を振り抜き、3点目。澤上は嬉しい移籍後初ゴールとなった。
89分岩手DF新保海鈴のクロスから、DF甲斐健太郎がヘディングシュートを決めて1点を返されたが、このままリードを守り切り3-1で勝利。このカード岩手での勝利は9年ぶり、3連勝で順位は13位へと浮上した。
前節宮崎戦以上の苦しい時間帯が続いたが、守備陣が体を投げ出しよく耐えてくれた。そして機を見て相手陣内に抜け出しゴールに絡み続けた柴田が試合の流れを変えてくれた。アクシデントの影響が大きく、こちらの狙いが当たらない苦しい試合だったが、全員の力で流れを変えられるのは今のチームの勢いの賜物だろう。
あとはカウンターが決まり続けているのは喜ばしい。こういう苦しい展開でもカウンターでひっくり返せれば厄介なチームになる。流れの中から、カウンター、セットプレー、どんな形でも良いのでゴールを取れるチームになっていく必要があるだろう。
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1.チームを救った柴田徹のゴールへの嗅覚
2.カウンターで点を取る形ができている
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