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相手にボールを持たれたが、冷静な守備対応で無失点。複数得点で今季初の連勝!【第24節宮崎戦レビュー】

(写真提供©Fukushima United FC)

2023明治安田生命J3リーグ第24節

テゲバジャーロ宮崎0-2(前半0-0/後半0-2)福島ユナイテッドFC
得点者
(福島)
5分柴田徹
90+4分長野星輝

福島ユナイテッドFCは8月26日、明治安田生命J3リーグ第24節テゲバジャーロ宮崎戦に臨んだ。

福島は試合開始早々に先制。DF柴田徹がFW塩浜遼へくさびを入れると、塩浜がボールキープする間にペナルティエリア内に進入。塩浜からパスを受け、もう一度ゴール中央へクロスを入れてFW樋口寛規がシュート。これはGKが弾くがこぼれ球を柴田がゴールに押し込んだ。柴田は嬉しいJリーグ初ゴールとなった。

しかし、その後は宮崎がボールを持つ展開となり、特に後半は何度か相手に決定的なシュートチャンスを与えてしまうが、相手のシュートが枠外だったり、GK山本海人の正面だったりという形で無失点で試合終盤まで推移する。

そして試合終了間際の90+4分、相手がパワープレーで上がってきている中、前線にボールが出る。FW澤上竜二がヘディングでDFライン背後にボールを送ると、背後に抜け出したのはFW長野星輝。GKとの1対1で落ち着いてGKの股を抜いて、今季2ゴール目となるダメ押しゴールを決めた。2-0で福島が今季初の連勝を達成した。

開始早々の得点後は相手に6割以上ボールを持たれる苦しい展開だったが、そうした展開も想定できていたのか、冷静な守備対応が目立った。DF堂鼻起暉のアクシデントにより、前半途中から出場のMF大森博も奮闘を見せた。

また、流れの中から2得点生まれたのも良かった。先制ゴールは練習の積み重ねが出たもの。そして追加点はカウンターを決め切れたのが大きい。長野が10試合ぶりのゴールで存在感をアピールできたのも良かった。

今の福島はうまくいかない時間帯があっても、冷静な対応ができている選手が多い。ピンチになっても相手に対して球際に強く行ってボールを奪う、それができなければ相手に体を寄せる、シュートコースを消すといった部分がしっかりできている。2試合連続クリーンシートの山本も、余裕を持って対応できているケースが多い。こうしたうまくいかないことが多かった試合で複数得点、無失点で勝利できたのはチームの成長と言って良いだろう。

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1.相手の立ち位置に苦しむも冷静さ保つ
2.練習の積み重ね実った2得点

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