【無料公開】 #FC東京 に一矢報いるため、どんなゲームプランで臨むか?【天皇杯2回戦FC東京戦特別プレビュー】
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福島ユナイテッドFCは6月7日、味の素スタジアムにて天皇杯2回戦FC東京戦に臨む。
ショッキングな会津での敗戦から中3日で迎える試合。ただ、大会が変わる他、実力のあるJ1クラブとの対戦で、たとえ負けたとしても失うものは無いということもあり、気分を入れ替えて思い切りやるには申し分の無い舞台だろう。
さまざまなゲームプランが考えられるが、見どころとしては2点ありそうだ。
1.メンバーをどの程度入れ替えるのか。
服部年宏監督はYS横浜戦後、「特に大きくやることは変わらないですし、特別に誰か抜擢とかを特にする予定は無く、いるメンバーのベストを探ってやっていきたい」と大きくメンバーを入れ替えないことを示唆した。
ただ、YS横浜戦の内容があまり良くなかったこともあり、ある程度メンバーを入れ替えるには良い機会でもある。YS横浜戦で消極性の目立った選手を何人か入れ替えて臨むというのが、一番可能性としては高いやり方ではないだろうか。
あとは、可能性としてはあまり高くないかもしれないが、完全にターンオーバーにして、週末のFC大阪にベストメンバーを持ってくる可能性もゼロではない。ただ、これをやってしまうと、FC大阪戦であまり良い結果が出なかった時、ターンオーバーまでしたのに…と言われる可能性もある。
どんなメンバーで臨んだとしてもリスクはゼロにできないので、FC東京戦に向けて良いマインドで臨もうとしているメンバーを起用し、その後の練習で疲労の抜け具合などを見ながらFC大阪戦のメンバーを決めるのが良いのではないだろうか。
2.思い切って攻めに行くか、手堅く守ってカウンターに徹するか。
もう一つは戦い方だ。「こちらから向かって行くだけなので、リスクを冒してチャレンジして行きたいという気持ちしか、今のところは無い」と服部監督は語っている。思い切って試合の立ち上がりから前掛かりに攻めに出て、FC東京側を驚かせるのも一つのゲームプランだ。
それでも現実的には先日勝利した愛媛戦の戦い方がベースとなってくるだろう。まずは前線からDFラインまでコンパクトにして、球際に強く行き、カウンター攻撃に特化するのが、一番現実的であろう。カウンターの形では何度か点を取っているし、力の差が明確ということもあるので、この方が意思統一もしやすいだろう。
ただ、ある程度守備的に戦うのであれば、ポジティブなマインドを持ち続けることが重要になる。「相手に持たせている」「狙いを持ってボールを奪えている」というマインドを持ち続ければ、狙い通りにゲームを進めることができるだろう。
ともかく積極性が一番重要だ。この試合で消極的なプレーが目立つようでは、無駄な時間を過ごすことになってしまう。少しでも有意義な時間にするために、積極的にチャレンジし、それでダメなら仕方ない、と割り切って戦うことが重要だ。
楽な戦いにならないのは当たり前だ。試合が終わった後、勝っても負けても「良い試合だった」「今後につながる」と言ってもらえるような試合をしたい。YS横浜戦からのリバウンドメンタリティに期待をしたい。
(6月7日は天皇杯2回戦FC東京戦後の監督・選手のコメントをお送りいたします)