福島ユナマガ

ついに実った攻撃改善の努力。長野の地で上げた福島反転攻勢へののろし【第8節長野戦レビュー】

(写真提供©Fukushima United FC)

2023明治安田生命J3リーグ第8節

AC長野パルセイロ2-3(前半2-0/後半0-3)福島ユナイテッドFC
得点者
(長野)
14分山本大貴
34分船橋勇真
(福島)
50分オウンゴール
58分樋口寛規
62分上畑佑平士

福島ユナイテッドFCは4月30日、J3リーグ第8節AC長野パルセイロ戦に臨んだ。

序盤は良いチャンスもつくったが、わずかな隙を突かれて失点すると、消極的なプレーが目立ち、ミスから2失点目も献上してしまった。しかし後半、この2週間積み上げた攻撃の形を存分に見せ、相手の隙を突いていく。FW長野星輝のシュートが相手のオウンゴールを誘発すると、直後にDF田中康介のクロスからFW樋口寛規がゴールを決めて同点とする。さらに勢いに乗る福島は田中からサイドチェンジのボールを受けたFW古林将太が、中盤からゴール前に飛び込んできたMF上畑佑平士にパス。上畑のシュートは相手GKが止めきれずゴールに突き刺さり、ついに逆転した。その後は長野の反撃を受けるも、この試合がデビュー戦となったDF野末学をはじめ守備陣が落ち着いて対応し、3-2で劇的勝利を飾った。

前半の戦いは残念だったが、むしろ後半にここまでやってきたことを全て出そうと一つになれたのが非常に良かった。相手守備陣に混乱をつくり出すことに成功し、3得点を挙げられたのは、今後に向けて非常に大きい。勝点3以上の価値ある勝利となった。

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1.長野守備陣を混乱させた背後、クロスの意識
2.攻守で上畑が中心のチームに

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