選手の入れ替えと布陣変更が的中!全員の気持ちでつかんだ今季初の勝点3・クラブJ通算100勝【第4節琉球戦レビュー】
(写真提供©Fukushima United FC)
2023明治安田生命J3リーグ第4節
FC琉球0-1(前半0-1/後半0-0)福島ユナイテッドFC
得点者
(福島)
34分古林将太
福島ユナイテッドFCは3月26日、J3リーグ第4節FC琉球戦に臨んだ。
前半は琉球にボールを持たれながらも、背後を突く意識があり、何度か決定機を生み出す。そして34分塩浜遼がボールを運んで長野星輝にパス。長野も敵陣深くにボールを運んでクロス。これを受けた三木直土がシュートを放ち、こぼれ球を拾った粟野健翔が右サイドから飛び込んできた古林将太にパス。古林が落ちついて放ったシュートは相手DFがクリアしきれずゴールとなって、今季初めて先制に成功した。
後半はさらに琉球がボールを持つ展開となり、福島は足の止まってきた選手から次々に交代カードを切る。暑さや湿度もあり、足をつる選手も多かったが、何とか琉球の猛攻をはね返し続け、1-0で勝利をおさめた。
ここまで福島は開幕3連敗だったことや、ここ3試合の琉球の試合内容を見れば、福島がボールを持とうとしたとしても、琉球がボールを持つ時間帯が長くなることは自明だった。服部年宏監督は大胆な選手の入れ替えを断行し、布陣も変えて、前からしっかりプレスをかけ、相手の背後を突く意識を高めさせた。ここまで出場機会の少なかった選手が監督の期待に応え、しっかりとタスクを実行してくれたことで勝利を引き寄せることができた。
可能であればもう少しボールを保持し、保持した時間帯に追加点が欲しかったが、何としてでも勝点の欲しかった試合だったので、自分たちのやりたい形にこだわらず、なりふり構わず戦えたのは良いことだろう。この日の戦いが最低限のベースとなり、ここからさらに積み上げていけるようにしたい。
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1.大胆な選手入れ替えで呼び込んだ前への意識
2.守備での献身性が光る
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