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昇格が無い状況でも地道に努力した選手が結果を残し、6試合ぶり勝利につながる【第32節沼津戦レビュー】

2022明治安田生命J3リーグ第32節

福島ユナイテッドFC2-0(前半1-0/後半1-0)アスルクラロ沼津
得点者
(福島)
14分大武峻、88分橋本陸

福島ユナイテッドFCは11月6日、明治安田生命J3リーグ第32節アスルクラロ沼津戦に臨んだ。

MF橋本陸のコーナーキックからDF大武峻がヘディングシュートを決め、6試合ぶりの先制ゴールが決まった。しかし、その後はミスが重なり、相手にポストやクロスバーを叩くシュートを打たれたり、GK山本海人のファインセーブが無ければ…といったシーンが前半は続いた。

それでも苦しい時間帯を失点0で耐え、終盤相手の足が止まったところで、推進力のあるFW長野星輝や、中盤を落ち着かせられるMF柴圭汰らを投入して流れを引き寄せ、DF田中康介のクロスを長野が受け、一度相手にボールが渡るも、左サイドに流れてきたこぼれ球を橋本がゴールに押し込み勝負ありとなった。

1点目を取った後は、躍動感を意識し過ぎるあまり、多くの選手が前へ行こうとし過ぎていた。もっと状況を見て判断すべきだった。こうした反省点はあるものの、選手全員何とか勝利に向かって頑張る姿を見せたい、という気持ちは十分伝わる試合だった。J2昇格が無くなった状況下でもモチベーションを落とさず、コツコツと努力できた選手が、しっかり目に見える結果を出したのも大きい。

6試合ぶりに勝点3を得た上で、修正を図れるのは大きい。残り2試合に向けても大きな勝点3だと言える。

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1.強すぎた前への意識
2.成功した選手交代
3.地道に努力できる選手が結果を残す

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