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【不定期コラム・元福島戦士の今】マイナビ仙台レディース松田岳夫監督~攻撃サッカー貫きWEリーグ再開初戦大勝!仙台でも語った「同じ相手に二度負けてはいけない」

3月5日、長らく中断していた女子プロサッカーリーグ2021-22Yogibo WEリーグが再開し、後半戦がスタートした。

現在2位と好位置につけているマイナビ仙台レディースを率いるのは、2019~2020シーズン、福島ユナイテッドFCで指揮を執った松田岳夫監督だ。福島時代もショートパスを細かくつなぎ、常に攻撃的に試合を進めていた松田監督だが、マイナビ仙台でもそうしたスタイルを貫いている。松田監督就任以前のマイナビベガルタ仙台レディース時代はどうしても守備に追われる時間が長くなっていたが、現在なでしこジャパンで活躍するMF長野風花や、MF宮澤ひなたなど足下の技術のある選手を補強したことで、松田監督の理想とする攻撃サッカーを実現できる戦力が整い、ボールの保持率が高まり、相手陣内でプレーする時間も増加した。

ただ、前半戦は「リーグ初年度で、他のチームも補強があって、準備期間もあったので、見えない部分も多かったです」と松田監督も語る通り、初めて創設されたリーグを手探りで戦う中、ボールは保持できるものの、決定力を欠き、勝点3を取れる内容の試合で勝ちきれずに引き分けて、勝点2を失うことが多かった。2位にはつけているものの、首位INAC神戸レオネッサとの勝点差は9。後半戦は決定力を上げて勝点3を積み重ねることが求められていた。

そして3月5日、ユアテックスタジアム仙台にて後半戦初戦となる第12節サンフレッチェ広島レジーナ戦が行われた。

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