【無料公開】令和6年度第4回新スタジアム整備協議会を踏まえたブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長コメント
令和6年度第4回新スタジアム整備協議会が10月29日、潟上市のブラウブリッツ秋田のクラブハウスで開催。出席者は秋田県スポーツ振興課、秋田市まちづくり戦略室、秋田市スポーツ振興課、ブラウブリッツ秋田。内容は非公開。
メディアが撮影のために入室を許された冒頭の挨拶で、ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長は次のように述べました。
「ライセンス取得後初めての整備協議会です。まず、おかげさまで無事ライセンスを取得しました。ありがとうございます。これもひとえに秋田県、秋田市の皆さま、関係者の皆さまのご尽力、そしてさまざまなご決断ご判断が、Jリーグそしてライセンス関係者の皆さまにもしっかりと届いたと思っています。あらためまして、クラブを代表し、お礼申し上げます。本当にありがとうございます。
とはいえここから、皆さまとともにしっかりと、これまでのさまざまな議論を生かしながら、皆さまとともに相談しながら、スピードアップして実現にこぎ着ければなと思っております」
約40分の会合を終え、岩瀬社長の囲み取材の場が設けられました。
–ライセンス取得後初めての協議会の内容について。
ライセンス取得後初めての協議会で、取得できたことに対して、関係者の皆さまにお礼とそのご報告、その内容をお知らせしました。
もうひとつは秋田市から、年度内(※この質疑応答のなかで年内に訂正)に、これも議会などを含めて市長の言葉でも出たと思いますけれども、いま場所を八橋に絞り込んでいる状況です。確定には至っていないのかなというところで、確定まで、なんとか年度内に済ませたいうというご報告をいただきました。
今後については、スタジアムのシンポジウムの話はしても大丈夫?(スタッフに確認)はい。
実は私、今月の初旬から8日間くらいにわたって、アメリカ、北米のMLS(メジャーリーグサッカー)を含めたスタジアムの視察に、Jリーグの関係者、関連する有識者、建設コンサル、施設設計コンサル、ゼネコンの皆さまと行ってきて、そのご報告もしました。
11月15日、ウチのシーズン終了報告パーティーの前に、有識者の皆さまと私を含めてシンポジウムをするので、そこでそういったご報告をしますという話もしました。
–事業主体や建設開始時期について。
一つひとつなのかなと思ってます。整備協議会でなにかが決まる決定機関ではないですから、決定の前のプロセスに対して話し合いをしていく場です。
今後の計画や方向性のなかで、きょうは場所の確定を年度内にしっかりとしていく。整備手法は市長の発言でもあったとおり、今後話し合いをしっかりとしていくものです。
国交省のオープンサウンディングは皆さんご存知ですか。10月11日付けで国交省のホームページにも掲載されましたけれども、いわゆるPPP/PFIの手法の可能性を、多くの民間の方々からご意見をいただいて、手法に対する知見を増やしていこうというものです。それが11月1日にヒアリングというか、面談というか、そういった話が各事業者さんと行われることになっています。整備手法に関しても、可能性の準備をしっかりとしている状況です。
–北米での視察について、秋田に生かせそうなアイデアはありましたか。
はい。もちろんあります。
–それはどんな感じでしょうか。
ぜひシンポジウムに来ていただければと思います。
–J1ライセンス交付にあたって、屋根のカバー率、トイレ数、今後の進捗など以外に、クラブ側に条件が来ていますか。
クラブライセンスを取得するにあたって、クラブの立場は、地元の自治体とライセンス事務局との窓口であり、責任者がわれわれであるということは、すごく強く面談でも言われました。なのでわれわれがしっかりと責任をもって、自治体の皆さまと一緒にしっかりと話し合いをしていくことは、あらためて重要な要素なんだなと思いました。
–場所の確定について、年内のうちに公に報告できるような状況でしょうか。
そういう認識でおります。関係者の皆さまにヒアリングを行っていると聞いております。
場所の確定については、いまの話では、たとえば人工芝のグラウンドと健康広場が候補地になっています。そこで代替地も一定のところで出てくるのかなと思います。そう考えると、関係各所の意見は必要なのかなといったところで、いま関係各位にヒアリングを行っていると聞いております。
–来年のライセンス取得時期までにここまで進めておきたいというものはあるでしょうか。
これまでの議論は、皆さまからすると、二転三転という言葉も出ておりますけれども、大きなプロジェクトですから、私自身は多くの方々のご意見をしっかりとしたなかで決めていくことは非常に重要なプロセスなのかなと思っております。
この時間が無駄にならない議論をずっとしてきたのかなと思います。ここからはスピード感をもって、県、市と話し合いをしながら進めていけるんじゃないかなと思ってます。来年の申請については、より実現性が高いというよりは、手法が決まっている状態で出せることがベストなのかなと、クラブとしては考えています。
–建設場所、事業手法、金額などの計画をしっかり作った状態で来年の申請をしたいでしょうか。
それぐらいの議論はこれまでもしてきのかなと感じております。求められることはたぶん、より具体的なというよりは、決まる状態のなかで申請を出せるのが。ただやはりこれは市議会、県議会の決定機関が最終的には決めることだと思います。そういったプロセスを踏んで、そこまでこぎ着けられればいいのかなと思います。
–代替地について。代替地が決まると同時に、建設地も決まるでしょうか。
はい。どっちかだけが動くことはなかなか難しい話になるかなと思います。たとえば代替地が決まりました。代替地に移動しました。けれどもスタジアムはなにも決まってませんということはないんじゃないかなと思います。
–人工芝、健康広場を利用している機関の方と調整をしているのでしょうか。
そう聞いております。
–詳しくはシンポジウムになると思いますが、北米での視察で、公共性や公益性、使い方などの面で感じたことについて。
答えになるかわからないですけど、日本語で福祉という言葉。その地域や、地域の方々が豊かに暮らす社会においては、スタジアムやスポーツ施設は必要不可欠なんだなということをあらためて感じました。そのへんも含めてご報告ができればと思います。