秋田サッカーレポート

【無料公開】令和6年度第1回新スタジアム整備協議会を踏まえたブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長コメント

 

令和6年度第1回新スタジアム整備協議会が5月24日、秋田市のASPスタジアムの会議室で開かれました。出席者は秋田県スポーツ振興課、秋田市スポーツ振興課、秋田市まちづくり戦略室、ブラウブリッツ秋田。内容は非公開。

メディアが撮影のために入室を許された際の冒頭の挨拶で、ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長は、5月14日に秋田県と秋田市が同席してJリーグクラブライセンス事務局のヒアリングがあり、現状に非常に厳しい声を受けたことに触れ、「6月末のクラブライセンス申請へ、実現性の高い計画を進めることが重要」と話しました。

協議会の後、岩瀬社長が囲み取材に応じてくれました。

–協議会の内容について。

先週の14日に、Jリーグのクラブライセンス事務局の方とWeb会議を行いました。そこには秋田県と秋田市の担当者様、そしてわれわれも同席して定期的なヒアリングを行いました。

その内容を3者であらためて共有しました。

 

–Jリーグからの厳しい言葉について。

リーグの言葉をお借りすると「進展してるとは捉えられない」「逆に後退しているのではないか」というようなご指摘をいただいたのが一番大きいところかなと思います。

 

–着工時期についてでしょうか。

全体ですね。

 

–きょうの協議会の進展について。

6月末がJリーグのクラブライセンス申請になっておりますので、この状況のなかで、どこまで実現可能性を高めた形で計画、申請を出せるのか。

もうひとつは6月の申請をいったん申請としながらも、その後、随時出せるものをしっかり出していく。書類だけではなく誠意的なものも含めて、意向を示していく機会を作らなければならないんじゃないかということを共有しました。

 

–岩瀬社長としては今後どのような議論を展開していきたいでしょうか。

議論は議論として、僕らはクラブとしてできることを考えたら、しっかりと県を盛り上げていく。そこに関しては来場者、そして多くのサポーター、ファンの皆さまを引き続き作り続けていくこと。

冒頭にも申し上げたとおり、Jリーグってそもそも地域にどんな効果があるんだろうというところを、丁寧にご説明をするべきなのかなと思います。

 

–Jリーグからの後退という言葉について。進んでない部分はどこだと考えているでしょうか。

逆に言うと、県も市も決して後退はしていないと捉えています。

それは僕らのポジションでいうと、なかなかどちらとも言えない部分も、皆さんも見えているとおり、あるのかなとは思っています。どのへんかと言われると非常に難しいんですけれども、クラブとしては一つひとつ、できる限り確度を高めた計画を作っていかなければならないと思っています。

 

–スタジアムを早く進める、あるいは費用を掛けずに、ということを考えると、八橋も選択肢に入る可能性もあると思いますが、きょうはそういった話はあったでしょうか。

特にそこには触れず、いまの基本計画のなかで、皆さんと一緒に話し合った状況です。

 

–岩瀬社長としては、仮にここ(八橋)が選択肢に入るとなれば、どのように受け止めますか。

それはきっとここだけじゃなくて、以前、いったんここ(八橋)も無理、ほかの候補地も無理という形で、外旭川のまちづくりに絡めて(新スタジアム整備計画が)出たと思います。

状況自体によって変わってきますので柔軟な対応が必要になってくる場合もあるかと思います。ただひとつ言えることは、これまでの計画がすべて水の泡になるのかというと、そうではないと思ってます。いまの課題をしっかりと、一生懸命、前向きにやっていくことが、実現性を高めていくものになるんじゃないかと思います。

 

–Jリーグから後退していると言われたのはライセンス取得に関してでしょうか。スタジアム問題についてでしょうか。

スタジアムです。

 

–スタジアムの遅れが来年のライセンスにも影響するでしょうか。

それは僕らが判断できることじゃありません。

 

–そこまでは今回の会議では言及されなかったと。

ないです。

 

–Jリーグからの指摘を受けて、岩瀬社長の率直な気持ちを聞かせてください。

いま申し上げたとおりです。

 

–あらためて市と県にブラウブリッツ秋田として要望したいことについて。

この協議会を通じてやっていくだけかなと思います。

 

–穂積市長が「状況によってはスタジアムだけ先に」と言及しましたが、そのことは協議会で触れたでしょうか。

特にそこにはなかったです。けれどもそのご発言に対して、早ければ早いほど、われわれにとってだけいいというわけではなくて、いまこの地域を考えても、(新スタジアム整備が)秋田にとってプラスになると思っています。

そこはきっと秋田市民、秋田県民の皆さまも、まだ、どうしてもサッカーといった分野だとスコープが小さくなった解釈をされるケースがあると思います。このJリーグを通じて、いろんな町が、日本中のいろんな地域が、活性化している、元気になっているということを、僕ら自身がもっともっと周知していかなければならないなと感じてます。

 

–2月の計画では2030年着工、2032年供用開始でした。2030年着工も実現が難しいという指摘もあるでしょうか。

2026年(着工)という意向を以前、知事、市長から示していただいております。そこから大幅に遅れたという認識を持たれている状況ですので、スケジュールはひとつの大きな指摘です。

 

–協議会の大きな議題としては、スケジュールの前倒しに重きを置いているのでしょうか。

そこに重きを置いた議論にはなっていません。これから卸売市場の計画が出てくるということもありますので、たぶんそこの段階をちゃんと踏んでいかないと、対外的にもよくないんじゃないかなというのは、私の肌感覚で受けている認識です。

 

–Jリーグは以前言ったことと違うことが不満なのか、2026年が2030年になったことが遅いといっているのか、どのようなニュアンスなのでしょうか。

Jリーグの言葉をお借りすれば、たとえば土壌の問題だったり、市場の改修の問題があったり。「それはわかっていたことですよね」「もうちょっとそのへんをしっかりと協議できなかったんでしょうか」という、そもそものところです。

 

–見通しの立て方でしょうか。

そうですね。

 

–次回の協議会は6月末でしょうか。

そうですね。6月中にもう一度行いたいと思ってます。

 

–Jリーグから資金に関する懸念を示されたでしょうか。

もちろんそこもご指摘をいただいております。現実的に、全国どこを見ても、このクラブ規模、そして連動・連結した親会社があるわけでもないのに、なかなか厳しい負担を強いられてますねというご意見はいただいております。それに基づいて、そもそもそのスキームのあり方にもご指摘をいただいています。

 

–そこはどのように進めていくでしょうか。

まずはいまの計画の中で進めていきながら。

さっきお話したように、僕らが市民、県民の皆さまに対して、Jリーグ、サッカーを通じての効果や影響、いろんな部分で秋田の発展に必ず寄与できるんだということを多くの方々に示すことが、一番大事かなと思ってます。

 

–運営について。知事が赤字に対する懸念を示していました。その話は協議会であったでしょうか。

ブラウブリッツ秋田から提示した資料をアップデートして、赤字の圧縮を図った資料を出しました。

 

–具体的にどのような方策でしょうか。

われわれの使用料を上げたりですとか、費用の削減というか、ここをこう工夫して削減できるんじゃないかと示しました。

 

–どれくらい圧縮したのでしょうか。

ただ現実味を帯びた数字では、ちょっとまだ根拠が不確実性が高いかなと思うので、本当に参考資料としてお出ししました。

 

–今回の協議会ではイオンタウンが不在でしたが、その理由について。

特にございません。今回は日程が急きょだったので来られず、不在です。

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